マツカのピアス

 

2

ランチをすませたキースの食器を片付けて、もう一杯キースにコーヒーを淹れたマツカは、
今日は自分は朝にクラッカーをつまむ軽い食事をしただけで、ずっと家のことをしたり、
データ処理をしたりして何も食べていないことに気がついた。

(もう2時かぁ。でもあのピアスのこともあったからなのか、全然お腹がすかないな。朝からばたばた動いているからちょっと疲れてきたかな。。。)

マツカはリビングの一人用ソファに腰掛けていろいろと考え事をしているうちに、うとうとし出して
知らない間に眠りの輪の中に落ちてしまった。

目の前に広がる宇宙。自分は何かを追っている。哨戒機に乗り、目には見えないが
もう一つの哨戒機を追っている。突然浮かぶ少年の顔。黒髪に後ろに少しはねっ毛があり
大きな生意気そうな瞳で自分を容赦なく見つめてきては何か早口で話してくる。
何をいっているのかはわからない。しかしそれを聞いているとき、なぜかとても悲しいもの、
息を止めているのか、と思うぐらいの苦しいものが押し寄せてくる。
目の前で大きな閃光が光った。右手にはボタンを押した感触。
心が苦しいぐらいに押してくる絶望感。目の前にただただ広がる宇宙、そしてそこを漂う
何かの群れのような破片は全て血の色をしている。狂おしいほどの絶望感が
胸にまた押し寄せてくる。

「うわあああああ!!」

マツカはとてつもなく恐ろしいものに出会ったように、心臓は激しく動悸し、体は気持ち悪いぐらい
冷たい汗でびっしょりだった。自分のはぁはぁという荒い息が聞こえる。マツカは思わず右手で
自分の目を覆った。

「な、なんだ、今見たのは。。。夢を見たにしたらあまりにもリアルすぎて。。。とても怖い感じだったし、
ボタンを押した感触まで生々しかった。。。ぼくはいつかミュウであることがばれるのでは、って
いつも思っているからあんな夢を見たのかな。。。追う立場での夢をみちゃったのかな。。。」

マツカが時計を見たらまだ2時15分だった。たった15分ほど、うとうとしただけだったらしい。
悪夢を頭から追い払うように頭をぶんぶん、と振ったマツカは気分を切り替えるために、自室に戻り
読みかけの本を読もう、と思った。キースの読むような学術的な本とは違うが、マツカは息抜きのために
仕事から全く離れた娯楽物の本を読むのが好きだった。マツカは自室のベッドにごろん、と横になり、
しおりをはさんでおいたページからめくろうとした。

突然マツカの目の前に浮かんだのは、目の前にあるべき本のページではなく、「水中」だった。
マツカは一瞬自分がプールの底に寝転んでいるのか、と思った。昔、子供時代にプールで溺れかけたときに
見えたような光景、水の中から見えた水の光景、水の表面なのか、上の方は明るくなっている。
自分が水の中にいるのだ。そして自分の足元からはピンポン玉ぐらいの泡が時折立ち上ってくる。
一度溺れかけた経験のあるマツカは少し水が苦手だった、はずだった。しかしなぜかこの光景を見ている間、
なんだがとても安らかな穏やかな気持ちを感じた。力が抜けたようなぼーっとした
とてもいい気持ちになっていた。

バサッと、いう音でマツカは我に返った。手元から本がずり落ちてフロアに落ちたようだ。
マツカは目をごしごし、とこすり、目をぱちぱち、としばたたいた。

(あれ?ぼくまた一瞬でも、うたたねしたのかな?い、いやそんな感じでもないぞ。。だって時間が
全然たってないもの。ぼく、ミュウだから人の思念とかが突然頭の中に飛び込んでくることはたまにあるけど
映像が、それもまるで映画のように鮮やかな映像が突然目の前に浮かぶようなことはなかった。
疲れすぎてしまって、脳がおかしくなってしまったんだろうか。。。もし何かの病気だったらどう
しよう。。。)

何だか不安に駆られ始めたマツカはそれを振り払うかのように、ベッドから起き上がり、台所へ向かった。
夕食の用意にはまだ早い時間ではあったが何かしている方がついさっき、自分に起こった
不思議な出来事、光景が忘れられるように思ったからだ。台所に行き、今晩焼く予定の鳥一匹丸ごとの
パックを開け、スパイスなどをすり込み、中に詰めるハーブなどの下ごしらえを始めた。
そして、次にスープ用の冷凍ストックを冷凍庫から出し、鍋に入れる。スープの具の野菜類を
貯蔵ケースから取り出し、刻み出した。

(ふう、仕事から離れて全く違うことすると気分が変わってなかなかいいものだなぁ。やっぱり
さっきのは疲れて)

と、突然マツカの目の前に見慣れたような、それでいてその見慣れたそれとは少し違う場所の
光景がマツカの視界一杯に広がった。

(え、な、何?こ、これは教育ステーションの中?い、いやちょっと違うぞ。ぼくの通った教育ステーションは
こんなに広くてすごい設備じゃなかったような。。。あ、でも今、遠くから教育ステーションの制服を着た
男の子と女の子がぼくの方に向かって歩いてくる。。。)

マツカはその光景に魅入られたように眺めていた。というより突然目の前に広がった非現実な光景に
体を動かすことができなかったのかもしれない。教育ステーションの制服に身を包んだ明るいブラウンの髪と
その髪の色に負けないような人懐っこい明るい笑顔を浮かべたそばかすの顔も初々しい少年、
そしてその横には金髪のゆるくカールした髪に白い肌、大きな青い瞳は少し勝気そうながら
聡明な雰囲気を持った少女、その二人がマツカからもうそんなに遠くないところまで近寄ってきている。
マツカはその二人の顔を見た。その顔はマツカもよく知る顔だった。それはサムとスウェナだった。
二人ともまだ幼さを残した面立ちではあったが、キースの副官として数年勤めているマツカが
見間違うはずのない顔、サムとスウェナだった。

(ど、どうしてこの二人の顔が突然ぼくの目の前に!?それ以前にぼくは二人の学生時代なんて
全然知らない。夢で見ているならともかく今ぼくは確かに起きている。この目の前の光景は一体何!?)

マツカの目の前にきたサムとスウェナは何か自分に一生懸命に話しかけている。スウェナが
自分に何か問いかけてくる。声は聞こえないが何か一生懸命に訴えるような目で見つめて話しかけてくる。
しかし、突然目を見開いたかと思うと、口を手で押さえ、肩を震わせるようにして走り去って
いってしまった。サムがこちらを振り返り、マツカを非難しているような感じで早口で何か話してくる。
しかし音は全く聞こえない。映像だけがまるで無声映画のように、いや、あたかも自分がその場にいる
人物のように感じられるぐらいにリアルにその映像が目の前に繰り広げられているのだ。
そのうちサムが、ふうっ、と溜息をついたかと思うと自分の前から足早に去っていくのが見えた。
マツカがその場にただ一人、取り残された、と思われる映像が目の前を流れている。

「マツカ、何を包丁を手に持ったまま、ぼーっとつったっている?」

はっとマツカは我に返った。振り返ると不機嫌そうな顔をしたキースが、いやいつもと同じ顔をした
キースがマツカをじっと見ていた。その時、なぜかマツカの頭の中に、ふっ、と一つの考えが浮かんだ。
もしかして。。。い、いや普通だったら馬鹿馬鹿しい、最近よく読んでいる娯楽小説にかぶれすぎだ、
と思う一つの考え。。。さっきからいきなり自分の目の前に浮かぶあの映像は、もしかしたらキースの
今までの記憶から来ているのではないのだろうか?キースの血を入れてしまったあのピアスを
身につけてしまっているせいで、突然自分の記憶には無いあのような映像を見てしまったのではないか。。。
人の所持品からその人の見た光景や記憶を読み取る、という主人公が活躍する小説を読んだことがある。
人間の間ではもちろんそれは「フィクション」だ。しかし、自分はミュウ。いわゆる「化け物」。
人の気持ちを読みたくなくても読んでしまうことがある自分にその可能性がゼロ、などと言い切れるだろうか?
こんなことを考え付いておいて自分でも馬鹿馬鹿しいとは思うが、そう考えると辻褄が合うような気が
してきたマツカだった。うたた寝していた見たのだったら自分が寝惚けていた、といえるがさっきのように
台所で立って作業していて自分の記憶の片隅にもないような光景、それもキースなら「見たかもしれない」光景。
いくら自分が疲れていたとしても見るはずなどない。マツカの心臓がなぜか、どくん、と脈打ったような気がした。
もし、このままこのピアスを、キースの血入りのピアスを身につけていたら、自分のまだ知らないミュウのこと、
キースが自分に決して話してくれないミュウに関することがわかるかもしれない。。。
ぼくの知りたい、でもキースが話してはくれないミュウに関することが分かるかもしれないんだ。。。

「マツカ?お前、右耳見せてみろ。耳たぶが赤くなっているようだぞ。」

自分の思いに入り込んでいたマツカは、キースがいつの間にかマツカの右耳をじっと見ていたことに全く気がつかなかったのだ。

(あ、キースがもしこのピアスを見たらどう思うだろう!勘がすごくいいキースのことだから、見たら
すぐに”血入りピアス”だって気がつくかもしれない。そうしたらきっと「一体誰の血だ?何を企んで
こんな真似をするんだ?ええ、答えろ化け物」ってすごく冷静で、それでいてあの怖い低い声で聞くに違いない、ど、ど、ど、どうしよう!)

「おい、マツカ。見せろ。」

いい終わらないうちにキースの左手がマツカの右耳に向かって伸びてきた。マツカはとっさに右耳を両手で押さえた。
遠慮の気配もかけらもないキースの左手がマツカの右半分の顔にかぶさった銀色の髪の毛と
マツカの手を無造作に払いのけてマツカの右耳たぶをぎゅっ、と掴んだ。

「い、いたた。。い、いえ、キース、な、なんでもないんです!」

「。。。なんだ?うっすらと血が出ているぞ。ん?なんだお前、ピアスの穴を開けたのか?」

マツカはキースにはあのキースの血が入ったピアスを見られたくない一心でなんとかとっさに
そのピアスを右耳たぶから乱暴に引っこ抜いたのだった。ピアスがキースの目に入る前になんとか
取ることができたのだった。しかし、つけたばかりのものを乱暴にとったためにマツカの右耳たぶは
すこし痛みでじんじんしている。もしかしたら少し血が出ているかもしれない、とマツカは思った。
キースはまだ訝しげにマツカの右耳たぶをじっと見ている。

「マツカ。。。お前はピアスするつもりなのか?それもおれと同じ右耳だけに?一体何の真似だ?
お前にそんな洒落っ気があったなんぞ初耳だな。ふん、お前にそんな色気づくような面があったとは知らなかったぞ。。。」

マツカはキースの声のトーンがいつになく低いことに気がついた。それでいて妙な笑い顔をしているキース。マツカの背中にはものすごく冷やっこい汗が流れ出している。

「い、いえ、キース。こ、これはさっきぼく部屋に行ったときに、取れたボタンを付けをしようと針を
持っていたらうっかりうたた寝をしちゃったようで、気がついたら右耳たぶを。。。」

「何ぃ~?」

さっきとはうって変わって素っ頓狂な声を出したのはキースだった。
そして、さっきまでの凍りついた笑顔から一転、ふぅ~。。。というため息とともに眉間の皺を深めていった。

「マツカ、本当にお前という奴は。。。なぜお前のような奴が軍人に配属されたのか今を持って理解できん。。。
グランドマザーの裁定にも間違いがあるということか?まあ、お前のような化け物が成人検査を潜り抜け、
今こうやってここにいるぐらいだから、グランドマザーの裁定にも一度ぐらいは間違いがあるということか。
ふん、何か塗っておけ。それぐらいの傷ならすぐふさがるだろう。お前のどんくささには怒鳴る気力もない、
今日はな。」

マツカはキースの周りを包んでいた強張っていた空気がふっと、ゆるんだのを感じた。
キースはマツカのとっさの言い訳をどうやら信じてくれたようだった。こういう時はマツカは普段の
自分のぼんやりしがちな性格に感謝した。そうでなければこんな言い訳、普通だったら
とても信じてはもらえないに違いない。すぐ信じてもらえるのもある意味、情けないといえば情けないが。

「す、すみません。。。以後気をつけます。あ、あの、コーヒー、お飲みになられますか?」

「ああ、そうだった。それをいいに台所に来たらお前が包丁持って、ぼーーっと突っ立っていたので
いうのを忘れてしまった。俺としたことが、お前のぼんやりがうつってしまったようだな。
部屋でもう一仕事、すませるつもりだ。もう一杯、濃い目のモカブラックを持ってきてくれ」

キースが部屋に戻ったのを目で追って確認したマツカは、とっさに左手の中指と薬指で挟むようにして
隠したキースの血入りピアスを手のひらに転がして、じっと見てみた。

(もしこれを身につけていたら。。。ミュウのことだけでなくキースの過去のことも。。。
わかるのかもしれない。でも。。。)

マツカはじっとそのピアスを見つめながら思った。誰にでも人には知られたくない過去のことがあるものだ。
キースという完璧といわれる人間でさえ、きっとそんなことが一つや二つはあるだろう。
マツカは自分が成人検査以後、ミュウになってしまったということが人には知られなくない最大の過去だといえる。

ミュウに関することもマツカは自分という者をよく知るために、少しでも手に入れられる情報があるなら
少しでも知りたい。ナスカで遭遇した仲間と思われるものたちに関する情報も知りたい。そして。。 。
決してキースが自ら語ろうとはしないキースの育英都市時代の話や過去のことも知ってみたい。
それはただの好奇心からだけではなく、マツカの心の中に「キースのことをもっと知りたい」という
何か湧き上がる感情からくることも確かだ。

しかしマツカというミュウを手元に置き、あまつさえ副官に据えるという、マザーへの反逆罪にも
なりかねない危険を冒しているキース・アニアンが自分に語らないのであれば、それは自分が
知らなくてもいいことなのかもしれない、とも思った。ミュウに関すること、キースの過去に関することも
キースの口から知るのであればともかく、キースから内緒で採った血から自分の「化け物」の能力を
使って知る、ということはこの上なく罪悪感を感じるマツカだった。ミュウであることを隠され、
生かされているようなものなのに、その自分の能力を使ってキースの過去を探る、ということは
大げさかもしれないが「裏切り行為」のようにマツカは感じたのだった。マツカはそっと自室に戻り、
そのピアスを机の上の小さなグリーンのエナメル細工の小箱の中に仕舞った。


翌日の朝、マツカは住んでいるマンションのすぐ下の小さい公園のようなスペースで紙くずや
木切れを燃やし始めた。少し燃料を注いでやると大きな火ではないが勢いよく炎が上がった。
そこへキースの血から作られたピアスをそっと落とした。マツカは少しでもミュウに関することを知りたい、
その気持ちの強さには変わりはなかったが、もし知ることができるのであればいつかキースの口から
知らされたかった。決してキースの記憶からこっそりと知るような、そういう方法で知るのは自分の中で
何かが許さなかった。もしこのピアスを身につけていればいつか映像だけという形でも何か自分が
知りたいことがわかるかもしれない。しかしキースの記憶を盗み見るような形は決してマツカの本意ではない。
しかし、キースの血入りピアスを手元に持ったままではいつか誘惑に負けてしまうかもしれない、
キースの過去をのぞいてみたい、という誘惑に。。。そう思ったマツカは、そのピアスを処分することに決めたのだった。
しかしゴミ箱にそのまま捨てるようなことはしたくはなかったので、すっかり焼いて処分することに
決めたのだった。

しばらくすると自宅がある上の階から外出するために降りてきたキースがマツカと上っていく煙を目に留め、
マツカのいった。

「マツカ何をしている?何を燃やしているんだ?何か紙の束のようだが。。。」

マツカはまさか本当のことはいえなかったが、ふと、ふわふわ頭に浮かんだ言い訳をキースにいった。

「ええ、キース。教育ステーション時代にもらった手紙、燃やしてるんですよ。」

「何?!」

「えへへ、ぼくだって手紙ぐらいもらったこと、あるんですよ」

「ふ、ふん。ま、まあ、もの好きな奴もいたものだ。お前に手紙などと。。
お前のいた教育ステーションにはよほどもの好きな奴がいたんだな。」

キースは、ぷいっと、眉間に不機嫌を作り、そっぽを向いて、いつものように、いやいつもよりやや早足気味に
マンションのゲートの方を向いて歩いていった。マツカもとっさのこととはいえ、なぜあんな言い訳をいったのか、
ちょっとの間自分でも考えて、それからクスッと笑った。

(今焼いているのはその手紙じゃないけどとっさに変な言い訳が出ちゃった。ぼくが教育ステーション時代に
手紙をもらったことがある、っていうのは実は本当のことだけど。。。
それは捨てないでちゃんと置いてあるけど。送ってくれた人の想いが感じられるものだったから
捨てられないんだ。ミュウの能力ってこういうときいいのか悪いのかわからないや。
でもキースにはただ「手紙」とだけいったのに、キース、ちょっとムッとしたような慌てたような表情見せて。。。
あんなキース初めて見た。ぼくにはいつも無関心っぽい態度だけどあれでも少しは気にしてくれているのかな。)

マツカの足元から小さな炎と煙が天に向かって、ゆらゆらと上がっている。
煙は天に向かって昇る途中で、空気中に拡散されていく。

(ぼくのミュウである過去もこの煙のように散ってなくなってくれたらいいのに。
ぼくがミュウでなくなったらキースはぼくに興味なくなるのかな?それともまださっきのように、
ぼくが昔にもらった手紙のこととか。。。気にしてくれたりするんだろうか。。。まさかね。。。)

マツカはキースが自分に語らないのであれば、それは自分が知らなくてもいいことなんだ、と思った。
それを無理に知ったところで、もしかしたら今以上に自分も、そしてキースも苦しんでしまうかもしれない。
それだったら知らない方がいい。。。またぼんやりと考え事を長くしていたせいだろうか。
足元の火はとっくに消えていて、もうくすぶっているだけだった。そこからマツカは注意深くピアスの残骸を拾い上げた。
さっきまで赤い宝石のような光を放っていたそれは、もはやただのちいさな炭のかけらのようになっていた。

(そうだ。これ、最近庭の片隅にぼくが植えたパンジーのところに埋めてしまおう。あの花壇に花が
増えていっているようにキースにも、そしてぼくにも新しいいい想い出が、記憶が少しでも増えたらいいな)

パン!と自分のエプロンの前を気合をいれるかのように叩いたマツカは、庭の端にある花壇の方に
向かって歩き出した。その小さな花壇には住民が少しずつ植えている様々な花が芽吹いていっている。
マツカはその光景を見て少し気持ちが安らぐのを感じた。あの花壇のように未来に希望の芽が
育つように、とマツカは思った。そして今晩の夕食にはキースが好きな牛肉の煮込みをたくさん作ろう、と
思いついたマツカはそのふわふわ頭の中にレシピを書き出し、買い忘れのないようにと材料を頭に描いた。
花壇にすでに様々な種類の花が咲き始めている。それを見て思わず微笑むマツカだった。

終わり



「マツカのピアス」最後までお読み下さり、どうもありがとうございました!
このネタもマンガで描きにくいと思ったので文にしてみましたがなんとか終わりまでもってこられてよかったです~
マツカもピアスしたらきっと可愛いだろうな~、と思うのですがなぜかキースが怒りそうなイメージがあります。
マツカは教育ステーション時代でも目立たないようにしても、お手紙もらったりとかして意外ともててそうにも思います。
もちろんその種類のレターですが(笑) きっとキースが見つけたら、勝手にムッとして不機嫌になりそうです。
マツカはキースが思う以上に周りの人たちにもてている子だと思います(笑)

この小話、けっこういろんなことを書いたのでちゃんと文になっているか不安ではありますが
マツカのピアスと教育ステーション時代の「お手紙」に嫉妬するキースが書いてみたかったので
お楽しみいただけていたらうれしく思います(笑) お読み下さってありがとうございました~

 

駄文置き場に戻る